田舎暮らしは面倒?仕事が無い?…は人それぞれ。(私の場合はこうでした。)

田舎暮らし

田舎は人付き合いが大変、行事が大変、色々と想像して移住のネックになっていました。では実際は?私見で書いてみます。
これは私の地域の話であり、感じ方は人それぞれ。こんな例もある程度に受け取ってください。

仕事は少ない

求人はほとんどありません。建設会社のバイトや役場の嘱託職員ぐらい。若ければ近隣の町に働きにいく。身体を動かすのが苦ではないのなら草刈りや、農業補助的な季節的なバイトもあります。田舎は高齢化も進んでいるので、若い方は喜ばれます。
稼げないけど、暮らしにはお金がかかりません。

近所にあった製材所も過疎化高齢化により閉じてしまった。

自分で何かをやりやすい、何もしなければ何も無い

しかし高齢化が進んだ行政区では、ある意味何かをやりやすいとも言えます。町に比べて行動を起こす人が少ないので、起業しやすいかも?
実例をあげれば『応援者を見つけやすい』『補助金が通りやすい』等があり、声をあげれば行政にも届きやすい印象です。

他にも例えば、都市部に向けて商品を売る場合、送料の問題をクリアすれば田舎は土地が安いし廃屋もあるので、倉庫に代用出来ます。また元学校などの遊休施設を利用する。
農業やったり、起業したり、複数の仕事を掛け持ちして暮らしている方々も多くいます。
専業よりも兼業、副業を持った方が安定するかもしれません。

騒音の出る工房には、田舎は恵まれた環境。

行事が多い

地区の草刈、お祭りなど行事が多い。しかも以前は平日に行われていた。しかし段々と負担は改善され、行事の簡略化や廃止を行っている。高齢化が進むと行事は維持出来ない。今後は改善が進み、負担が軽減されていくのでは?
通年で見ると日時が確定しているイベントが多いようです。

地区の住民と馴染みやすい

行事ごとにご近所さんと会うので親しみは増します。年上にもチャン付けだったり。人付き合いが得意では無かった私は、慣れるしかないと我慢していたら気にならなくなりました。

小さいイベントを入れると結構数があり、主催者側になることがあります。

寄り合いにお酒が出る

飲めない(飲まない)人は最初に言えば、今時は飲むことが必須ではない。ただし酒は用意してあります。(飲め、という人はどこにでもいます。)

問題はそれに伴う肴の準備やお茶出し。これは地区の役員のパートナーが担っています。男性は飲むだけなので、この感覚は前時代的。悪しき習慣なので、今後は改善されていくと思います。
いや、改善しないと外部からの流入人口の増加は望めません。

地区のほとんどの人が知り合い

結局、面倒くさい田舎の行事をこなしつつ地区の方々と話していれば、敵か味方かの判断できます。街で暮らしても合う合わないはあるので、この点は一緒だと感じます。馴染んでしまえば親身になってくれて、お米や野菜をずいぶんいただきました。

移住した当初、よほど食べるのが大変と思われたのか、ご近所さん達から玄米をいただきました。その量200キロぐらい。正直食べるのが大変だったけど、本当にありがたかった…良い思い出です。

我が家の家庭菜園の野菜。あくまでも趣味。
しかし菜園をやっていないと、ご近所さんから野菜が食べ切れないほど届いてしまいます(笑)

楽しい田舎暮らし?

街から田舎に移住して20年ぐらい。最初は面倒に感じる行事や付き合いも多かった。今は嫌なことは嫌と主張しながら、大抵のことはやっています。

そうは言っても移住10年目ぐらいには田舎が嫌になり、近くの町のアパートに数年間住みました。
それでも結局は田舎に戻り、今では第二の故郷のように感じています。おそらく『終の棲家』にします。

釣りをやる人が少なく、防波堤はガラガラ、そして釣れます。
菜園で採ったばかりの野菜をパンにはさみBBQ。
『庭でアウトドアがしたい』も移住のきっかけです。

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